パソコンなどの情報通信機器を活用して自宅で仕事をする「在宅ワーク」が注目を集めていますが、50代・60代から始められる在宅ワークも数多くあります。
手作業の内職に比べると報酬額は高めですが、パソコン関連の知識や専門的なスキルがあれば、より高収入が期待できます。
また、最初は副業として始め、実績を積んで将来はフリーランスとして活躍したり、自宅で独立開業するといった道もあります。
50代・60代から始められる在宅ワーク
50代・60代から始められる在宅ワークの種類として、主に次のようなものがあります。
簡単なものから専門的なスキルが必要なものまで10種ご紹介しますので、在宅ワークを選ぶ際の参考にしてみてください。
データ入力
データ入力は、パソコンとネット環境があり、簡単な文字入力ができれば、初心者でもすぐに始められる在宅ワークです。(中にはスマホのみでできるものもあります。)
名刺や住所録、請求書、領収書、商品明細など企業から指定されたデータを決められたフォーマットに入力して行くだけなので、単純作業が苦にならない方であれば、無理なく続けることができます。
データ入力の仕事は単価は低めですが、タイピングスキルを上げれば作業時間を短縮することができ、報酬額を上げることもできます。
テープ起こし
テープ起こしとは、セミナーや講習などで録音・録画された「音声」を聞き取り、その内容を「文字」に書き起こす作業で、音声起こしとも呼ばれています。
録音された音声をそのまま文字にして行く「素起こし」という方法や、会話とは無関係の「あのー」や「えっと」といった言葉の不要箇所を省いて入力する「ゲバ取り」という方法など、仕事の案件によって入力内容が異なります。
正しい日本語の知識と的確な文章表現の能力が求められるため単価は高めですが、地方の方言や外国語のテープ起こしの場合は、さらに高収入になります。
アンケートモニター
ネット環境があれば、パソコンのほか、スマホやタブレットでも、手軽にできるのがアンケートモニターです。
アンケートモニターサイトに無料登録して、Web上からアンケートに答えるだけなので、特別なスキルは必要なく、家事の合間や自宅以外の場所でも、ちょっとした隙間時間を利用してお金を稼ぐことができます。
単価は低めなので、在宅ワークと言うより「お小遣い稼ぎ」の意味合いが強い作業になります。
※アンケートモニターサイトに登録する場合は、個人情報が悪用されるのを防ぐためにも運営歴が長く、登録者数が多い安全なサイトを選ぶようにしましょう。
【おすすめのアンケートモニターサイト】
リサーチパネルは、東証一部に上場する株式会社VOYAGE GROUPの子会社が運営している国内最大手のアンケートモニターサイトです。
2005年に設立された企業で、会員数は国内トップクラスになっています。
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ライティング・記事作成
オンラインで配信するネット記事やブログ記事など、与えられたテーマで記事を書く仕事で、文章を書くことが好きな方におすすめの在宅ワークです。
記事のジャンルは日常生活に関するものから美容・ファッション・スポーツ・グルメなど趣味に関するもの、健康・年金・保険など専門知識が必要なものまで多種多様です。
ネット上で情報収集したり、新聞や書籍などから得た知識を基に執筆した記事は報酬は低めですが、実際に取材に出かけたり、自分の経験を基にしたオリジナル記事は報酬が高めになります。
※ライティング・記事作成の仕事は、クラウドソーシングサイトで数多く募集が行われています。
【おすすめのクラウドソーシングサイト】
>>お仕事の種類は246種類!在宅ワークならクラウドワークス
◆副業マッチングプラットフォーム「WorkAny」でも、ライターを募集しています。
外国語の翻訳
英語・中国語・韓国語・フランス語・ロシア語・ドイツ語など、外国語が得意な方は、翻訳の在宅ワークで収入を得ることができます。
翻訳データを基に外国語を日本語に翻訳したり、日本語を外国語に翻訳するのが主な業務ですが、ビジネス関連や出版関連、映像関連などさまざまな業界で需要があります。
クラウドソーシングサイトでも、多くの企業が翻訳の仕事の募集をしていますが、誰でもできる仕事ではないため、報酬は高めに設定されています。
ロゴ作成・イラスト作成
デザインに興味のある方や、Adobe Illustratorなどの画像描画ソフトを使ったことのある方におすすめの在宅ワークが、ロゴ作成やイラスト作成です。
「ロゴ作成」とは、企業やお店、ウェブサイトなどのロゴ画像を作成するものですが、クラウドソーシングサイトのコンペ形式による募集が多くなっています。
「イラスト作成」は、依頼主の要望に合わせたイラストを作成するもので、絵を描くことが得意な方におすすめですが、能力や実績に応じて高収入が期待できる仕事です。
◆スキルのオンラインマーケット「coconala.com(ココナラ)」は、自分の得意な事を提供して収入を得ることができるサービスです。イラストやロゴの売買も人気となっています。
動画の編集・制作
近年、急速にニーズが高まっているのが、「動画の編集や制作」の在宅ワークです。
特に多くの人が利用しているYouTubeの「テロップ入れや素材映像のカット、つなぎ合わせ、BGMの挿入」などの動画編集は、最低限の知識とスキルがあれば可能で、クラウドソーシングサイトや求人サイトでも数多くの募集案件があります。
さらにPremiere Pro(プレミアプロ)など動画編集ソフトの使い方をマスターし、スキルを磨いてオリジナルの動画を制作できるようになれば、フリーランサーとして独立することも可能になります。
【おすすめのクラウドソーシングサイト】
クラウドソーシング・在宅ワークなら【Craudia(クラウディア)】
ウェブサイト作成
あらゆる業種の企業やショップが専用のウェブサイトで情報発信する時代になり、ウェブサイトを作成できる人材へのニーズも年々高まっています。
サイトのレイアウトやHTML・CSSといったマークアップ言語など、Webデザインに関する知識やセンスが必要になるため、報酬も高めです。
Webデザインのスキルは通信教育やオンライン講座などで学ぶこともできますが、独学での習得も可能で、実力をつけて行けばWebデザイナーとして独立することも可能です。
オンライン講師
ネット環境の普及により、オンラインによる家庭教師や塾講師のほか、英会話・ヨガ・絵画・アロマ・お茶・着付け・そば打ち・プログラミングなど、趣味の講座を開いて誰もが「オンライン講師」として活躍することができる時代です。
自宅に居ながら遠方にいる生徒に教えることができるので、移動費や移動時間もかかりません。
講義の内容により収入はまちまちですが、得意な事や専門的な知識のある方は、オンライン講師としての在宅ワークも検討してみてください。
◆教えたい人と学びたい人をつなぐまなびのマーケット「ストアカ」は、ビジネスから趣味の講座まで、楽しく学べる講座を59,000件以上掲載しています。
先生登録も講座掲載も無料なので、オンライン講師として活躍したい方は検討してみてください。
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ハンドメイド
特に女性に人気があるのが、ハンドメイド系の在宅ワークです。
アクセサリーやファッション小物、人形、フラワーなどの手作り品を販売して収入を得るもので、SNSを通して販売したり、フリーマーケットやオークションに出品したり、実店舗に置いてもらうなどの方法があります。
また、minne(ミンネ)などのハンドメイドの作品を売ることができるサービスを利用すれば、ネットを通して販売することができます。