50代・60代からの地方移住のメリットとデメリット

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自然が好きな人にとって、老後の田舎暮らしは憧れに近いものがあります。
しかし、50代・60代からの地方移住にはメリットもあればデメリットもあることをきちんと把握しておきましょう。

移住してから後悔しないためにも、メリットとデメリットを熟考した上で早めに住みたい場所についての情報収集をしておくことが大切です。

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地方移住のメリット

地方移住した場合のメリットとして次のようなことが挙げられます。

自然に囲まれた生活ができる

地方移住の最大のメリットが、豊かな自然を身近に感じながら生活ができることです。

山や海、森林、川、湖、田畑など、季節とともに移り変わる美しい自然景観の中で生活することは、最高の贅沢と言えます。

特に、ビルやマンションなどが建ち並ぶ都会の生活に疲弊してしまった人にとっては、新鮮な空気の中で生き返ったような感覚になるかもしれません。

一戸建ての家に住むことができる

都市部で家を建てようとすると、土地価格も高くかなりの予算が必要になりますが、郊外または田舎なら同じ予算で広い敷地に一戸建てを建てることが可能になります。

陽当たりも良く思い描いていた間取りにすることができ、広い庭があればガーデニングや家庭菜園などを楽しむことができます。

また、都会の住環境ではあきらめていたペットを飼うこともできます。

健康に良い

豊かな自然に囲まれた地域は、何よりも空気や水がきれいなことから、健康にはとても良い環境と言えます。

また通勤ラッシュや騒音もなく、ゆったりとした暮らしの中でストレスも軽減されるため、精神的な健康も維持できます。

コンビニやファストフード店などが少ないのは不便である一方、手作りの食品に頼らざるを得ないということも健康にはプラスになっています。

穏やかな人間関係が築ける

日本では、地方に行くほど住民同士の助け合いや繋がりが強い傾向があります。

「周囲に干渉されず好きなことをやりたい」という青春時代を過ぎ、さまざまな事を経験してきた50代・60代になると温かな人間関係の良さも再認識するようになります。

都会では、プライバシーが守られるというメリットがあるものの、隣近所との人間関係は築きにくく、疎外感や孤独感を持ちやすくなっていますが、田舎では自治会活動やお祭りなど、地域住民同士で交流する機会が多く、穏やかな人間関係が築けるという特徴があります。

スローライフが楽しめる

効率やスピードばかり重視するのではなく、日々の生活を丁寧にゆったりと暮らすことを「スローライフ」と言っていますが、地方に行けばそれが可能になります。

庭で野菜や果樹を育て、収穫したもので料理をしたり、ジャムや保存食を作ったりなど、手間はかかっても豊かな生活を楽しむことができます。

都会の喧騒や慌ただしさとは無縁ののんびりとした生活がしたい方には、地方移住がおすすめです。

新鮮な食材が手に入る

農業が盛んな地域へ移住した場合、米、野菜、果物など地場産の新鮮な食材が手に入ります。

海の近くなら魚介類、山の近くなら山菜類などが入手しやすくなり、その地方独特のレシピを覚えて料理をするなどの楽しみが増えます。

また、新鮮で安く手に入る食材がたくさんあれば、都会に住む友人や知人に送ることもできます。

生活費が安い

地方移住の大きなメリットのひとつが、「生活費が安く済む」ということです。

家や土地などの不動産が安いのはむろん、食料品・日用品などの物価も都会に比べ比較的安くなっています。

自然豊かな地域なら、夏のエアコンは必要なかったり、井戸水を利用できるところなら、水道光熱費も安く抑えることができます。

自治体の補助が期待できる

地方移住を考えている方は、自治体の移住支援制度をチェックしてみてください。

人口減少に悩む多くの自治体では、中高年齢者の地方移住についても、さまざまな移住支援制度を設けています。

「移住相談」や「お試し移住体験」のほか、「移住支援金」や「住宅の取得に関する補助金」などの支援制度があるので、積極的に利用してみましょう。

 

地方移住のデメリット

地方移住はメリットばかりではなく、次のようなデメリットがあります。

近付き合いが難しい

隣近所との関係が希薄な都会なら問題にならないようなことでも、人間関係が濃密な地方では問題になってしまうことがあります。

噂話が広がるのが早く、いったん人間関係がこじれてしまうと修復が難しくなってしまうケースもあります。

また、地域により清掃活動や消防団、お祭りなどの行事や奉仕活動が求められたり、自治会の役員を頼まれたりすることがあり、近所付き合いが苦手な人にとっては、かなりの負担になります。

交通が不便

公共交通機関が発達していない田舎では、どこへ行くにも自家用車が必要になります。

特に、近くにスーパーやコンビニ、郵便局、病院、銀行、駅などがない場合、自家用車での移動が必須になるため、運転免許がなかったり車を所有していないとなると、普段の生活自体が困難なものになります。

また、現在は運転ができても、高齢化して車の運転ができなくなったり、免許返納した場合でも生活が続けられるかどうか、移住先の周辺状況をよくチェックしておく必要があります。

仕事が少ない

地方に移住した場合、仕事が少ないというデメリットがありますが、運よく希望する仕事が見つかったとしても、収入が減少する傾向があります。

リモートワークが普及した現代では、職種によっては都会での仕事を移住後も続けることもできますが、この場合はある程度のスキルが求められます。

移住後の生活費は十分かどうか、万が一失業した場合の転職先はあるかどうか、‪雇用状況などを事前によく調べておくようにしましょう。

医療機関が不十分

自分や家族が病気になった場合、都会ならすぐ近くにいくつもの医療機関がありますが、人口の少ない地方では小さな個人病院はあっても、総合病院は遠方まで行かないとない可能性があります。

病院まで車で行くことができても、将来車の運転ができなくなった場合にどうするか、電車やバスでの通院は可能かどうか、さらに介護が必要になった場合はどうするかなど、よく調べておく必要があります。

老後も安心して暮らすためには、医療機関との連携は不可欠になります。

物価が高いものもある

田舎では、一般に野菜類や生鮮食品は安いものの、日用品や電化製品は都市部より高いものもあります。

特に電化製品は輸送コストがかかったり、家電量販店のような大量販売ができず、価格競争も起こらないため高くなりがちです。

ホームセンターやショッピングモールなども近くにない場合は、車での移動に頼ることになりますが、その分ガソリン代がかかることになります。

金融機関が少ない

地方へ移住する場合、都市銀行やネット銀行では公共料金が引き落とせなかったり、口座振替ができないなどの問題が発生することがあります。

どこの銀行カードでも、ATMによる預け入れや引き出しは可能ですが、手数料がかかったり、記帳ができなかったり、何かあった時に窓口での対応ができないといった不安もあります。

このような事を避けるには、全国に支店のある「ゆうちょ銀行」や「JA(農協)」の口座を作っておくか、地元の金融機関に新たに口座を作る必要があります。

娯楽施設や商業施設が少ない

豊かな自然があっても、地方都市には娯楽施設や商業施設が少ないというデメリットがあります。

映画館やカラオケ・ボーリング場など、休日に遊びに行けるところや、ショッピングモール・外食チェーンなども少なく、どうしても行きたい場合は時間をかけて遠方まで出かけることになります。

日頃から娯楽施設や商業施設の利用が多い方は、移住後も退屈しないように他の楽しみを見つけておく必要があります。

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