ライフスタイルとは、人生観・価値観・習慣・生活様式などを含む個人の生き方を指しますが、50代からの人生を豊かなものにするには、自分なりのライフスタイルを持つことが大切です。
既成観念にとらわれず、「自分が本当にやりたい事は何か」、「自分にとって無理なく楽しいと感じるのはどんな生活か」を中心に50代からのライフスタイルを確立してみましょう。
ライフスタイル・作り方のポイント
50代からのライフスタイルは、次のようなポイントを参考に作ってみてください。
自分が主役であることを忘れずに
「家族のため」「会社のため」「社会のため」といった意識を捨て、「自分が本当にやりたい事は何か」「どんな生活がしたいか」という心の声に耳を傾けてみてください。
人生100年時代と言われる今、50歳はちょうど中間点にあたりますが、後半の50年も誰かのため、何かのための人生をおくっていたのでは、本当の自分を生きることができません。
日々の生活習慣や将来の目標などを、主役である自分を中心にしたものに変えて行くことが、より良いライフスタイルの確立につながります。
夢を持ち続ける
「子どもの頃からの夢」「青春時代の夢」、あるいは「大人になってからの夢」であっても、常に夢を持ち続けることは、ライフスタイルを豊かに彩り、充実した人生へと導いてくれます。
「自分の店を持つ」「海外旅行に行く」「田舎暮らしをする」「楽器をマスターする」「家を建てる」「独立起業する」「個展を開く」「自費出版をする」など、何でも良いので夢を持ち、その夢を実現するためのロードマップをライフスタイルに組み入れましょう。
夢を持ち続けることによって、生き生きとした自分だけのライフスタイルが自然にできあがります。
社会の変化に目を向ける
ライフスタイルが多様化していますが、それは社会の変化と無関係ではありません。
日本では、少子高齢化や格差社会の進展、グローバル化、高度情報化など、社会が刻々と変化していますが、特にコロナ後の社会は医療・経済・政治、働き方などの分野における変化が加速しつつあります。
このような激変する社会の中でライフスタイルを構築するには、常に自分の立ち位置を確認しながらより良い生き方を模索して行く必要があります。
健康づくり・体力づくり
実り豊かな後半の人生をおくるためには、健康であることが何よりも大切です。
日頃から健康づくりや体力づくりを意識したライフスタイルを持続することによって、明るく健やかな人生100年時代を生き抜いて行くことができます。
そのためには、「バランスのとれた食生活」「適度な運動の継続」「良質な睡眠」を心がけた生活習慣を作っていく必要があります。
日々の生活を楽しむ
お茶を飲んだり、新聞を読んだり、散歩をしたり、買い物に行ったりといった日常の何気ないことも、貴重な人生の一コマです。
さらに好きな仕事をしたり、習い事をしたり、趣味に没頭したり、休日にはカフェ巡りをしたり、映画や旅行に出かけたりなど、日々の生活を楽しむ姿勢が豊かなライフスタイルを作ります。
また、四季の移ろいの中で季節の変化を感じ取り、情緒的な感性を磨いて行くことも日々の生活を楽しむコツです。
新しい事にチャレンジする
自分のライフスタイルがある程度固まって来たら、新しい事にチャレンジすることにより、今後の人生をより充実させることができます。
今までやりたくてもできなかった事や、やってみたけど失敗した事、自分には無理とあきらめていた事など、50代・60代からのチャレンジは決して遅すぎることはありません。
大学に入学したり、英会話やパソコン、料理、楽器演奏、ヨガなどの習い事を始めたり、仕事のスキルアップや独立起業を目指して資格取得にチャレンジするのもおすすめです。