50代・60代は白髪が気になる年代ですが、近年では白髪染めをしない「グレイヘア」に注目が集まっています。
白髪染めをすると年齢より若く見られるのは事実ですが、「ありのままの自然な髪色で人生を楽しみたい」と考える人にとっては、きれいなグレイヘアは憧れに近いものがあります。
特にテレビCMやドラマの中で見かけるグレイヘアのタレントさんや俳優さんは、年齢を隠そうとせず颯爽としていて、充実した人生を楽しんでいるようにも見えます。
グレイヘアとは？
グレイヘア（grayhair）とは、黒髪と白髪が混ざった状態または白髪を染めずに生かしたヘアスタイルを指します。
英語の「gray」には灰色という意味がありますが、「歳をとる、高齢化する」という意味もあることから、グレイヘアとは「歳を重ねた髪」という意味にもなります。
白髪まじりの中年男性を「ロマンスグレー」と呼ぶことがありますが、この場合の白髪はネガティブな印象はなく、成熟した知的な大人のイメージとして捉えられてきました。
グレイヘアは、男性にも女性にも使われますが、単に高齢者のイメージだけでなく「自分らしく年を重ねた人の髪」と前向きに捉える人が増えたことから、積極的にグレイヘアにする人が増えています。
いつかは白髪染めをやめたい
50代・60代になると誰でも白髪が目立つようになりますが、「白髪があると老けて見られる」という不安から白髪染めをする人が増えてきます。
しかし、白髪染めをすると定期的に染め直さなければならないためコストがかかり、頭皮や髪の毛がダメージを受けるというデメリットもあります。
常に髪の毛の状態を気にしなければならないという事も負担になり、白髪を染め始めてから10年、20年と経つと「いつかは白髪染めをやめたい」と考える人が多くなります。
いつやめるかについては人により異なりますが、65歳になった時とか70歳になった時など、年齢を目標にする人が多いようです。
また、「白髪は染めて隠すもの」といった既成概念にとらわれず、「ありのままの自分でいたい」「白髪も美しい」と感じることができれば、すぐにでもグレイヘアにしたくなるかもしれません。
グレイヘアがきれいに見えるポイント
グレイヘアが似合う有名人と言えば、フリーアナウンサーの近藤サトさんや俳優の吉川晃司さんがあげられますが、颯爽としていてとても素敵です。
白髪をネガティブに捉えるよりは、自分の生き方に自信を持ち、人生を楽しむゆとりがあるからこそ、グレイヘアが美しく見えると言えます。
また、単に白髪染めをやめるだけではなく、白髪に移行後も、トリートメントなどで乾燥を防いでツヤのある髪を維持できるよう、きちんとケアすることが大切です。
さらに、伸び放題にならないようヘアスタイルに気を配り、大人としての品格を保つことにより、グレイヘアがきれいに見え、似合うようになります。
グレイヘアの作り方
黒髪からグレイヘアに移行するには、ある程度の期間が必要になります。
最も簡単な方法は、白髪染めの間隔を少しずつあけて行くことですが、染めた髪と伸びてきた白髪が入り混じる期間をどうするかということが問題になります。
この場合、白髪染めの色を少しずつ明るい色にしながら、白髪の色に近づけて行くという方法がおすすめです。
「もう白髪染めを使いたくない」という方は、染めてある部分を少しずつカットしながら全体を白髪にして行くという方法もあります。
「自分ひとりだけで判断するのは不安」という方は、グレイヘアを多く手掛けている美容院やヘアサロンなどに相談してみましょう。
【参考書籍】
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グレイヘアに似合うファッションは？
黒髪からグレイヘアにすると、顔全体が明るい雰囲気になり全体の印象が変わるので、今までのファッションが似合わなくなる可能性があります。
髪の色に合わせて洋服も明るめの色が似合うようになりますが、日本人にはグレー系や黒系も似合います。
ダーク系の色でまとめる場合でも、ワンポイントに白を入れたり、トップスの一部を明るい色にすれば、調和のとれたファッションになります。
不思議なことに、今までよりも派手目なデザインやアクセサリー類が似合うようになりますが、野暮ったくならないように、常に清潔感を意識し品格を保ったファッションを心掛けましょう。
