50代・60代の大人に人気の趣味や習い事の中で、「料理」は常に上位にランクインしています。
自ら料理を作ることによるメリットは想像以上に多く、料理の趣味は男性にも女性にもおすすめです。
料理を趣味にするメリット
50代・60代から料理を趣味にすると次のような多くのメリットがあります。
健康増進につながる
年齢を重ねるにつれて生活習慣病が気になりますが、自分で料理が作れるようになると健康に良い食材を選んだり、効果的な料理法に関する知識が増えます。
血圧が高めなら塩分を控えめにしたり、便秘ぎみなら緑黄色野菜を多めに摂ったり、コレステロールが心配なら肉類の脂身を避けたり、骨粗しょう症が心配なら大豆や乳製品などからカルシウムを摂るなど、健康を意識した料理を作れるので健康増進につながります。
日々の生活が豊かになる
料理を趣味にすると、「作る楽しみ」のほかに「盛り付ける楽しみ」や「食べる楽しみ」があります。
季節の食材を選んで煮たり焼いたり蒸したりすることによって料理が出来上がりますが、好みの器を用意して盛り付ける過程もまた充実感を味わうことができます。
さらに香りや匂い、食感などを味わいながら楽しく食べることができれば、それだけで日々の生活が豊かなものになります。
食費を節約することができる
自分で料理を作る場合、材料費と光熱費くらいしかかからないので、ホテルやレストランで出される料理に比べ、格段に安くできます。
食材は安い時に購入して冷凍しておいたり、家庭菜園で収穫した野菜を使用したりすれば、さらに家計を節約することができます。
コンビニやスーパーで売られている総菜やレトルト食品に比べても、自分で料理を作ることによる経済的メリットは大きいと言えます。
家族や友人との交流が深まる
料理の腕が上がると家族に食べてもらったり、友人を招いて食事会を開くなど、さまざまな交流の場が生まれます。
「おいしい!」と言ってもらえた時の喜びは格別なものがありますが、味付けや盛り付けなどについてシビアな感想が得られたり、料理の作り方について尋ねられることもあります。
時には家族と一緒に作ったり、友人同士でそれぞれ自慢の料理を持ち寄ったりと、交流が深まるとともに楽しみも増えます。
若々しさを保つことができる
高齢になってから料理を趣味にする人が増えていますが、その理由のひとつに「若々しさを保つことができる・アンチエイジング効果」があげられます。
料理を作るには、メニューを考えて買い物に出かけ、必要な材料を揃えるところから始まりますが、その後も食材を洗ったり皮をむいたり適切な大きさに切ったりと、頭と手先を使います。
さらに、煮る・焼く・炒める・蒸すなどの工程を経て味付けをし、最後に盛り付けをしますが、この一連の流れの中で脳や身体に刺激を与え、達成感も味わえるところが老化防止にとても役立ちます。
効率的な段取り力が身につく
料理はさまざまな工程を経てできあがります。
特に炒め物、みそ汁、サラダなど複数の料理を一度に作る場合、食材を洗ったり皮をむいたり、切ったり、鍋やフライパンを火にかけたり、味付けをしたり・・・と、数多くの手順を同時進行で進めなければなりません。
慣れていないうちは、順番を間違えたり思い通りの料理が作れなかったりしますが、何度か試行錯誤しているうちに効率的な段取り力が身について来るようになります。
いったん身に付いた段取り力は、掃除や洗濯などの他の家事に、また仕事を持っている方は仕事の進め方にも応用できます。
料理のレパートリーが増える
料理のレパートリーとは、「自信をもって作れる得意料理」のことを指しますが、趣味で何度か作っているうちに得意料理を増やすことができます。
まずは、卵焼き、みそ汁、カレーなどの定番料理をいくつか覚え、その後、本格的な和食・洋食・中華料理・イタリア料理・フランス料理・ロシア料理などに興味があれば挑戦してみましょう。
レパートリーが増えれば、食材や味付けを変えてアレンジしたり、独自のアイディアでオリジナル料理を作ったりと、ますます料理作りが楽しくなります。
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